弊社の中国人研修生に
第2回日本語テストをやりました。
今回は4級の「聴解」問題です。
いわゆる「聞き取りテスト」
言っちゃ~なんですがね、
4級とは言え、結構難しいです
一瞬でもボ~っとしちゃうと
うっかり聞き逃しそうでしたよ。
最初に、「○○と□□と…があります。」
と説明しておいて
「これがいいです。□□にしましょう!」
などと言ったクセに、最終的には
「すみません。やっぱりこっちの○○にします。」
さて、○○は何ですか?みたいな…。
そもそもわたくしは、そういう決断力のないヤツが
嫌いなんですぅ!
一番初めにいいと感じたものを選びなさいよ~
…っと、それはさておき、
このテストではとっても面白い結果が出ました。
前回の「語彙」テストで、そこそこいい点数を取った
陳くんでしたが、聞き取りの正解率は半分以下
とっても頑張って勉強していると思うのですが
ヒアリングが出来ていない=会話出来ない
という図式が見えてきますよね。
聞き取りは一番大事なんです!
わたくしも以前は諸外国に行くと決まれば
<すぐに話せる旅行会話>なる本を手に入れて
現地の言葉を一生懸命勉強したもんでした。
ま、ま、一夜漬けでしたけども
その本にはたいがい
「タクシー乗り場はどこですか?」
「●●にはどうやって行きますか?」
などの疑問文が載っています。
実際に使ってみたことがあるのですが
それ以外の言葉は一切わからんもんで
返ってくる答えに
「???????」
となってしまうワケです。
質問はただ1つだったとしても
答えは無数ですからね!
特に親切なオバチャンなどに聞いてしまったら
それが「はい」なのか「いいえ」なのか、
「合っている」のか、「間違っている」のかさえも
サッパリ…?の【雑音】を浴びせられて、
(↑わからんこっちにとっては雑音にしか聞こえない)
結果、そのオバチャンが
[とってもいい人で良かった~]
ということにしかなりません
聞き取りが出来なければ、質問するという
動作すら意味を成さないワケです。
そこで考えました
ズバリ
<聞き流し>作戦~♪
もうあと1年ほどしか猶予のない
アナログテレビを陳くんに差し上げてみました!
あ~コラコラヽ( )`ε´( )ノ
誰がリサイクル料金の節約やねん!
日本語が自然と入ってくる環境が出来れば
耳が慣れて、かなり上達するのではないでしょうか??
ね、アニメでもニュースでも時代劇でも
CMだっていいんです。
興味のあるものを観る
↓
何を言っているのか気になり…
↓
耳を傾ける
↓
少しでもわかってくると
↓
楽しくなる
日本語テストから話があっちこっち行きましたが
結局のところ、わたくしが言いたかったことは
<すぐに話せる旅行会話>ブックは
思ったほど使えない!っていうお話でした